
レッド・ツェッペリンの創設者であり、ロック史上最も影響力のあるギタリストの一人である**ジミー・ペイジ(Jimmy Page)**について解説します。
ギターや機材に興味をお持ちとのことですので、彼のキャリアだけでなく、その象徴的なサウンドの秘密についても触れていきます。
1. キャリアの軌跡
ジミー・ペイジのキャリアは、大きく3つのフェーズに分けられます。
- セッション・ミュージシャン時代: 1960年代初頭、ロンドンで最も多忙なギタリストの一人でした。ザ・フーの「I Can’t Explain」や、映画『007 ゴールドフィンガー』の主題歌など、数多くの名曲でギターを弾いています。
- ヤードバーズ: 1966年に加入。エリック・クラプトン、ジェフ・ベックに続く「3大ギタリスト」の最後の一人として活躍しました。
- レッド・ツェッペリン: 1968年に自ら結成。ギタリストとしてだけでなく、プロデューサーとしてもバンドを支配し、ハードロックの雛形を作り上げました。
2. プレイスタイルと革新性
彼のプレイは「光と影(Light and Shade)」と評され、アコースティックの繊細さとエレキの攻撃的な重厚さを巧みに使い分けるのが特徴です。
- リフ・マスター: 「Whole Lotta Love」や「Black Dog」など、シンプルながら中毒性の高いリフを生み出す天才です。
- バイオリンの弓: エレキギターをバイオリンの弓で弾く「ボウイング奏法」は彼の代名詞。幻想的で不気味なサウンドを作り出しました。
- 変則チューニング: 「Kashmir」などで使われるDADGADなど、ブルースやロックにフォークや東洋的な要素を持ち込みました。
3. 象徴的な使用機材
ギターファンにとって、彼の機材はまさに聖遺物のような存在です。
| カテゴリ | 代表的なモデル | 備考 |
| エレキギター | 1959 Gibson Les Paul Standard | ジョー・ウォルシュから譲り受けた通称「No.1」。彼のメイン機です。 |
| Fender Telecaster | 初期のメイン。「ドラゴン」のペイントが有名。 | |
| Gibson EDS-1275 | 「天国への階段」のライブ演奏で欠かせないダブルネック。 | |
| アコースティック | Martin D-28 | 多くの名曲で使用。 |
| アンプ | Marshall 1959 (Plexi) | ステージでの圧倒的な音圧の要。 |
| Supro | スタジオレコーディングで多用された小型アンプ。 |
4. 近年の活動
2026年現在も、彼は自身のレガシー(遺産)の管理に非常に熱心です。レッド・ツェッペリンの過去音源のリマスタリングや、未発表音源の監修などを丁寧に行っています。また、2025年には新しいシグネチャーモデルのギターに関する話題や、チャリティイベントへの参加など、表舞台にも時折姿を見せています。
豆知識: 彼は非常に完璧主義なプロデューサーとして知られ、ツェッペリンのアルバムではマイクの立て方一つにもこだわり、独特の「空気感」をパッケージすることに成功しました。
Copyright © 2026 Portside-Net. All Rights Reserved.
