アコースティックギター(アコギ)と一口に言っても、その見た目や構造、音の特性によっていくつかのジャンル(種類)に分かれています。
主要なジャンルをデザイン・構造の違いと代表的な音楽スタイルの観点から分類してご紹介します。
1. アコースティックギターの主なジャンル(種類)
| ジャンル | 特徴 | 主な音の傾向 | よく使われる音楽スタイル |
|---|---|---|---|
| フラットトップ | 最も一般的。ボディ天板(トップ)が平らなタイプ。 | 温かみがあり、生音が大きく響く | J-POP、フォーク、ポップス、ロック |
| クラシック(ガット) | ナイロン弦を使用。指板が広く、ヘッドに穴が開いている(スロッテッドヘッド)。 | 柔らかく繊細、温もりのある音 | クラシック、ボサノバ、フラメンコ |
| エレアコ | ピックアップ(マイク)を搭載し、アンプに繋げるタイプ。 | アンプを通して均一でノイズの少ない音を出せる | ライブ演奏、バンド編成、録音 |
| アーチトップ | ヴァイオリンのように天板が膨らんでおり、F字の穴(fホール)が開いている。 | アタック感が強く、歯切れの良い乾いた音 | ジャズ、ブルース、カントリー |
| レゾネーター | ボディ内部に金属製の円盤(リフレクター)が組み込まれている。 | 金属的で音量が大きく、鋭いトーン | ブルース、ブルーグラス、スライドギター |
2. 定番「フラットトップ」内のボディ形状による違い
最も人気の高い「フラットトップ(スチール弦)」の中でも、ボディの大きさや形でさらにタイプが分かれます。
- ドレッドノート(Dreadnought)
- 特徴: ボディが大きく、ウエスト(くびれ)が浅い標準的な形(Martin D-28などが有名)。
- 音の特徴: 迫力のある低音と大きな音量。
- 得意なスタイル: コードストローク、弾き語り、ロック。
- フォークタイプ / オーディトリアム(OOO, OMなど)
- 特徴: くびれが深く、ドレッドノートより一回り小ぶりで抱えやすい形。
- 音の特徴: 音の立ち上がりが早く、1音1音の粒立ちが良い高音域。
- 得意なスタイル: ソロギター、指弾き(フィンガーピッキング)。
- ジャンボ(Jumbo)
- 特徴: 全体的に大きく、特にお尻の部分が大きく丸みを帯びた形(Gibson J-200などが有名)。
- 音の特徴: ダイナミックで圧倒的な音量と、豊かな低音の響き。
- 得意なスタイル: 豪快なストローク、パフォーマンス重視の弾き語り。
3. 音楽ジャンル別の選び方の目安
- J-POPやフォークの弾き語りをしたい: スチール弦のドレッドノートまたはエレアコ
- Soloギターや繊細な指弾きを楽しみたい: オーディトリアム(OOO/OMタイプ)やクラシックギター
- ジャジーな雰囲気やブルースを奏でたい: アーチトップやレゾネーター
どんな楽曲を弾いてみたいか、あるいは好みの見た目や音のイメージによって選ぶべきジャンルが変わってきます。
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