エレキギターは構造(ピックアップの仕様やボディ形状)によって得意な音色が大きく変わるため、ジャンルごとに「この音ならこれ」という定番モデルが存在します。代表的な音楽ジャンルと、それに紐づく王道モデルをご紹介します。
60周年を迎える老舗楽器店【ミュージックランドKEY】ジャンル別:定番エレキギター一覧




1. ロック / ハードロック
太く伸びやかな歪み(ディストーション)や、重厚感のあるサウンドが求められるジャンルです。
- Gibson Les Paul(レスポール)
- 特徴: 2基のハムバッカー・ピックアップ(ノイズに強くパワフルなマイク)を搭載。甘く太いトーンと豊かなサステイン(音の伸び)が魅力です。
- 代表アーティスト: ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)、スラッシュ(Guns N’ Roses)
- Fender Stratocaster(ストラトキャスター)
- 特徴: 繊細なクリーンから荒々しい歪みまでカバー。アームを使った演奏も可能で、ハードロックからブルースロックまで幅広く対応します。
- 代表アーティスト: ジミ・ヘンドリックス、リッチー・ブラックモア(Deep Purple)
2. ポップス / インディー・オルタナティヴ
カッティング(切れ味の良いリズム演奏)やアンサンブルに馴染む抜けの良いサウンドが重宝されます。
- Fender Telecaster(テレキャスター)
- 特徴: エレキギターの原点。鋭く高音の効いた「チャキチャキ」としたサウンド(トゥワング・トーン)が特徴で、バンドの音に埋もれません。
- 代表アーティスト: キース・リチャーズ(The Rolling Stones)、多くの邦楽ロック/ポップスバンドのボーカルギター
- Fender Jazzmaster(ジャズマスター)
- 特徴: 太くエッジの効いた独特のシングルコイルサウンドと浮遊感のあるトレモロユニットを持ち、オルタナ/シューゲイザー系で絶大な人気を誇ります。
3. ブルース / ファンク
弾き手のニュアンス(ピッキングの強弱)がダイレクトに出るクリーン〜軽めの歪み(オーバードライブ)が主役です。
- Fender Stratocaster
- 特徴: ハーフポジション(ピックアップを2つ同時に鳴らす位置)特有の鈴鳴り感や、フロントマイクの甘く粘りのあるトーンがブルースに最適です。
- 代表アーティスト: スティーヴィー・レイ・ボーン、エリック・クラプトン
- Gibson ES-335(セミアコースティック)
- 特徴: ボディ内部に空洞があるセミアコ構造。アコースティックな温かみと、エレキらしい芯のある歪みを両立しています。
4. ジャズ / ソウル
温かみのあるメロウ(丸みのある)なクリーンサウンドが求められます。
- Gibson ES-175 / フルアコースティックギター
- 特徴: ボディ全体が完全に空洞になっている構造(フルアコ)。箱鳴り感の強い、太く甘いアコースティックライクなトーンを鳴らします。
- Gibson ES-335
- 特徴: ハウリングに強いため、モダンなジャズやフュージョン、R&B/ソウルでも多用されます。
5. メタル / ラウドロック
非常に強い歪みでも音が潰れず、高速な演奏(刻みや速弾き)に耐えうる操作性が重視されます。
- Ibanez RGシリーズ / ESP Mシリーズ(スーパーストラト系)
- 特徴: ストラトの形状をベースに、高出力ハムバッカー、薄いネック、狂いにくいロック式トレモロを搭載したメカニカルな仕様です。
まとめ
- 万能・万能型: ストラトキャスター / レスポール
- 歯切れ・コード感: テレキャスター
- 箱鳴り・エアー感: ES-335(セミアコ)/ フルアコ
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